最恐の交渉相手

先日初めて、相馬さんちでドラムをたたいたハマヲ。


うわっ! 超おもしれぇ! これほしいっ!!


でも、インラインスケートにギター、ビッグスクーター、クロダイ釣り道具、木工用工具、中判カメラ、クロスバイクと、今まで趣味にお金をかけてきたハマヲ。家計からドラムを買ってもらうにはあまりにも不利な状況なのです・・・。

しかし、ハマヲは交渉術の講師もやっているくらいです。ここで諦めたら、今までの受講者の方々に顔向けできません。なので勇気をふりしぼって、あたしの持てる交渉テクニックを駆使してかあちゃんに挑むことにしました。

まずは正攻法で攻めてみることに。


「ねぇ、かあちゃん。」(ハマヲ)

「なに?」(初めから警戒心丸出しのかあちゃん)

「いや、何でそんなに恐そうな言い方なん?」(ハマヲ)

「なんか買うて欲しそうな雰囲気やんか。」(かあちゃん)


図星っ!! なぜそれを・・・。


「実は相馬さんちでドラムたたいてなぁ。めっちゃ楽しかってんけどな。」(ハマヲ)

「ほう、よかったなぁ。で?」(かあちゃん)

「・・・。」(ハマヲ)

「・・・。」(かあちゃん)

「ドラム買「あか〜〜〜〜〜んっ!」うて・・・。


ひょえぇぇぇぇぇっ!


「あんたなぁ! うちの家計の状況がわかってんのか?! 金なら払えんっ!!」(かあちゃん)


そんなに強く却下しなくったって〜!(TдT)

しかし、受講生のみなさんには「くじけずに粘り強く交渉することが大事!」などとほざいているあたし。数日後、くじけずに粘り強く交渉してみることに。


「あの〜、たまきのことやねんけど・・・。」(ハマヲ)


そう、今度は違う切り口で攻めてみました。


「どしたん?」(かあちゃん)

「スケートもやめたし、太鼓の達人とかばっかりやってるから、ちょっと心配やな。」(ハマヲ)

「そやな。身体動かしてへんし、ゲームとツイッターばっかりやから、たまきの世界は狭すぎるよな。」(かあちゃん)

「たまきが他に打ち込めることが見つかればいいけどな。」(ハマヲ)

「パソコンとかゲームとは違う何かに打ち込んでくれたらええけど。」(かあちゃん)

打ち込むといえばドラ「ドラムはあかんでっ!」ムはどうやろか・・・。


ひょえぇぇぇぇぇっ!


「ドラム買うてもあんたが打ち込むだけやろ!」(かあちゃん)

「ドラムだけにな。」(ハマヲ)

「いや、今のは要らんから。ついでにドラムも要らんから。」(かあちゃん)


・・・。(-_-;)


「とうちゃんはもうこれ以上、何にも打ち込まなくていいですっ!」(かあちゃん)


う〜ん、鉄壁だわ。よしっ、かあちゃんが欲しがっているものを買えば、ドラムも買ってくれるかも。てなわけで別の日、


「かあちゃんは何かほしいものはないの?」(ハマヲ)

「ないっ!」(かあちゃん)


秒殺・・・。

いろいろと手を尽くしても、ことごとく返り討ちにされるハマヲ。そのうち、


「みんな(ドラムを)持ってるもん!」


みたいな、子供っぽい理由を持ち出す始末。


「みんなって誰?」(かあちゃん)


やっぱり、そうくるわな。


「相馬さんと、相馬パパと、ケイトくんのパパと・・・。」(ハマヲ)

「ほう。あとは、ケイトくんと相馬ママか? 一世帯やないかいっ!」(かあちゃん)


うん。他に持ってる人、知らないもん。


さて、どうしたものか・・・。やはりダメな理由をきちんと確認することも重要です。お金がないというのは表面的な理由かもしれませんからね。


「ダメな理由は、ホントに経済的なことだけ? 置き場所がないこととか、ほかの理由があるんじゃないの?」(ハマヲ)

「ホンマにお金がないねん! うちの銀行の残高見てみ! 自分のこづかいで買うならええで。」(かあちゃん)


そうすか・・・。本当に一貫して、金銭的な理由だったのね。確かに、数日前もお風呂のシャワーが壊れて修理代が4万円くらい掛かったし、みずきの自転車も買ったし、たまきの塾の回数も増やすしな~。

やっぱ、自分で買うしかないのか。とは言っても、ハマヲもつい先日スキーに行って、Bluetoothスピーカー買って、金沢出張でグルメ三昧して、地酒買って・・・と、浪費の嵐だったので、スッカラカンのオケラ状態。


仕方がないのでドラムスティックだけ買って、スネアドラムの代わりにダンボール箱、ハイハットの代わりにティッシュの箱で練習。すると、


「とうちゃん、それうるさい!」(かあちゃん)


確かに、ダンボール箱は想像以上の音が出ました。そこで、ハイハットの代わりとして、ダンボール箱の上にクッションを置いてみました。

クッションはたたいても音はあまりしませんし、ダンボール箱もミュートされるので一石二鳥。

おぉ! ハマヲさん、あったまいい〜!

と、機嫌よく練習していると、


「うをぉっ! とうちゃん何してんのっ!!」(怒りのかあちゃん)


えっ? なになに?!


「クッション買うたばっかりやのに、綿が切れてまうやろがっ!(怒)」(かあちゃん)


ひょえぇぇぇぇぇっ!


なんか最近、何言っても何やっても怒られてる気がするぞ・・・。(涙)

で、みずきの古いコロコロコミックをもらってタオルをかけてミュート。もう、これでいいでしょ?


ダンボールドラム



そして、ノリノリで練習するハマヲ。やっぱ、ドラムは楽し~っ!


「・・・それ、ドラムちゃうけどな。」(かあちゃん)


じゃあ、買ってよっ!


「ダンボール箱と雑誌でそんだけ楽しそうに練習できるなら、ドラムは要らんな。(かあちゃん)


・・・撃沈。


***


先日、久しぶりに交渉術の講習会を実施したハマヲ。


「必ずNoをYesと言わせる交渉術なんて、この世には存在しません。講師のあたしだって、どんなに手を尽くしても、うちのかあちゃんには絶対に勝てませんから!」


と言うと、全員が大きくうなずいたのでした。

はぁ・・・どこの家も一緒かぁ。



おしまい。






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プロフィール

九十九里ハマヲ

Author:九十九里ハマヲ
写真提供:あらたさん

  
水泳にハマりました。でも、行きつけのスポーツクラブの急激な値上げのため、やめました。

クロダイ釣りにハマりました。でも、めったに釣れないのでやめました。

木工にハマりました。でも、作ったものを置く場所がなくなってきたのでやめました。

スポーツカイトにハマりました。でも、競技人口が少なく、仲間がだんだん来なくなったので、寂しくなってやめました。

インラインスケート(スラローム)にハマりました。技が多彩で奥が深く、何より、たくさんの仲間と出会えました。

いつの日か滑れなくなってしまうその日まで、あるいはもっと打ち込めるものに出会ってしまうその日まで、今はただ、

ウィールにのって、いけるとこまで・・・。


光が丘カップ

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