おでんが好き
「明日は おでん やから。」(かあちゃん)
ハマヲはおでんが大好物です。
でも、おでんは油断すると、つい食べ過ぎてしまいます。しかも、練りものや卵、じゃがいもなど、結構お腹にたまるものが多いので、早い時間に食べ終わらないと次の日は胃の具合が大変。
だから、かあちゃんが ”おでん宣言” するときは、「明日は早よ帰って来い」ということなのです。
また、おでんの日は早く帰らないと、たこや牛すじのような、あたしにとってのスペシャルおでんダネを子供らに喰い尽くされてしまう可能性があるのです。
かあちゃん曰く、一応、あたしの分は残しておくように言ってあるらしいのですが、串から外れた ”さすらい牛すじ” は喰われてしまう可能性が高い。すると、「牛すじは一人2串」と決まっていても、実際には1.5串分しか残っていないことに・・・
えぇ、あたしは器の小っちぇえ男ですが、何か?
ということで、早く帰るためには仕事の段取りを考えなければなりません。
自分の仕事だけなら、いかようにも調整可能なのですが、あたしが予定通りに帰ることができなくなるのは、夕方近くになって上司や後輩、営業の人から相談を受けたりする場合。なので、周りに
「今日は、偉大なる大かあちゃん様のご命令により、早く帰らなきゃならないのでスムニダ!」
と宣言。
さて、早く帰りたいハマヲにとっては16時が魔の時間。
なぜなら、退社時間が近づくと多くの人が「あ、あれをやらなきゃ! これもやらなきゃ!」と急に慌て始め、いろいろとあたしに仕事を持って来たり、相談しに来たりするので、そうなると定時退社ができなくなるのです。
そんなの帰り際に慌てるくらいなら、朝のうちに計画立ててやれよ!
って偉そうなことを言えるほど、あたしもデキる男ではないので、人から受けた相談や依頼は笑顔で受ける八方美人のハマヲなのです。
時刻は15時。魔の時間まで1時間となったところで、今日は先手を打ってこちらから声をかけて回ろう・・・。
「どう、うまくいってる? 困ってること、ある?」(後輩に声をかけるハマヲ)
「なんか新規商談案件来てる?」(営業さんに声をかけるハマヲ)
「急ぎの案件とかないっすか?」(上司に声をかけるハマヲ)
なんて、声をかけて回ってると、
「なんかハマヲさん、今日ヒマみたいだよ。あれも頼もう、これも頼もう。」
と、いつもよりも相談や依頼が舞い込んでくるハメに・・・。(涙)
ま、あらためて考えると、そうなるわな。
しかし、おでんがかかっているハマヲは、アドレナリンパワー全開で仕事を片付けていきました。
「今日のハマヲさん、なんか鬼気迫る感じですね。」(同僚)
「われながら、アクセラレーターかなんかを装着した気分だよ。」(ハマヲ)
「 ”これを使えばガンダムの性能は数倍になるんだ。” って感じですか?」(同僚)
「・・・バカにしてるね?」(ハマヲ)
あ、アムロの父、テムレイの回路の話です。ってマニアックな話ですみません・・・。
16時過ぎ、ノーマークだった営業のMさんが新規商談案件の相談にやってきました。
ちなみにこのMさん、よりによって、奇しくもあの おでんくん に似ているのです。
そんなMさんから、ずっと商談の経緯とかを聞いていると、
「あぁ、定時退社できるかなぁ、おでんだねは残ってるかなぁ。おでん早く食べたいなぁ。でんでん。」
などと不謹慎なことを考えてしまいます。
あ、ちなみにおでんくんの声は本上まなみ、神様の声はココリコ田中だそうデスティニ~っ!(おでんくんを知らない人はなんじゃそれって感じですよね・・・。)
とりあえず提案書の方向性を固め、後は明日ね!ってとこまで片付けると、さっき声をかけた後輩が申し訳なさそうにやって来て、
「・・・ハマヲさん、すみません。明日訪問するお客様の課題分析で、アドバイスをいただきたいのですが。」(後輩)
「・・・さっき声を掛けたときは、特に何もないって言ってたよね。」(満面の笑顔で怒りをあらわにするハマヲ)
「すみませんっ、すみませんっ! パウンドケーキあげますから!」(平謝りの後輩)
しょうがないな~。と、後輩がバレンタインでもらったと思われるチョコレート味のパウンドケーキを、遠慮なくいただくハマヲ。過去の商談傾向などを伝授していると、今度は上司がやって来ました。
「ハマヲさん、申し訳ありません! ちょっと相談にのってください!」(Kさん)
「・・・さっき声を掛けたときは、特に何も(以下略)」(満面の笑顔で怒りをあらわにするハマヲ)
「すみません! おせんべいあげますから!」(平謝りのKさん)
しょうがないな~。と、上司のおやつのおせんべいを遠慮なくいただくハマヲ。その上司と新サービス企画の見直しをし終わると、キャンディを握りしめた別の後輩が・・・。
おまいら、食い物もってくりゃ、許されると思ったら大間違いだぞっ!!
でも、くれるものは全部いただくハマヲ。
こうして、人の仕事をバタバタとこなし、定時まであと30分ってとこで・・・
しまった~っ! 自分の仕事で今日までのやつを忘れてた~っ!!
でも、それが原因で残業になったというオチではありません。なんとか30分以内でやりとげ、ギリギリセーフ!!
そしたら駅で、帰りの電車に遅れが・・・(泣)
会社でさんざん苦労したにもかかわらず、結局、帰りが遅くなったってオチではありません。ちゃんと地元駅には数分遅れ程度で到着。
じゃあ、おでんを普通に食べれて、「めでたし、めでたし。」かというと・・・
そう、お菓子の食い過ぎで、食欲がなくなったのです。(泣)
しかし、おでんを目の前にすると、やっぱり食べ過ぎてしまうのですよね~。
次の日は、胃もたれと増えた体重を引きずって、重い足取りで出勤したのでした。それでもやっぱりおでんが好き。
おしまい。
ハマヲはおでんが大好物です。
でも、おでんは油断すると、つい食べ過ぎてしまいます。しかも、練りものや卵、じゃがいもなど、結構お腹にたまるものが多いので、早い時間に食べ終わらないと次の日は胃の具合が大変。
だから、かあちゃんが ”おでん宣言” するときは、「明日は早よ帰って来い」ということなのです。
また、おでんの日は早く帰らないと、たこや牛すじのような、あたしにとってのスペシャルおでんダネを子供らに喰い尽くされてしまう可能性があるのです。
かあちゃん曰く、一応、あたしの分は残しておくように言ってあるらしいのですが、串から外れた ”さすらい牛すじ” は喰われてしまう可能性が高い。すると、「牛すじは一人2串」と決まっていても、実際には1.5串分しか残っていないことに・・・
えぇ、あたしは器の小っちぇえ男ですが、何か?
ということで、早く帰るためには仕事の段取りを考えなければなりません。
自分の仕事だけなら、いかようにも調整可能なのですが、あたしが予定通りに帰ることができなくなるのは、夕方近くになって上司や後輩、営業の人から相談を受けたりする場合。なので、周りに
「今日は、偉大なる大かあちゃん様のご命令により、早く帰らなきゃならないのでスムニダ!」
と宣言。
さて、早く帰りたいハマヲにとっては16時が魔の時間。
なぜなら、退社時間が近づくと多くの人が「あ、あれをやらなきゃ! これもやらなきゃ!」と急に慌て始め、いろいろとあたしに仕事を持って来たり、相談しに来たりするので、そうなると定時退社ができなくなるのです。
そんなの帰り際に慌てるくらいなら、朝のうちに計画立ててやれよ!
って偉そうなことを言えるほど、あたしもデキる男ではないので、人から受けた相談や依頼は笑顔で受ける八方美人のハマヲなのです。
時刻は15時。魔の時間まで1時間となったところで、今日は先手を打ってこちらから声をかけて回ろう・・・。
「どう、うまくいってる? 困ってること、ある?」(後輩に声をかけるハマヲ)
「なんか新規商談案件来てる?」(営業さんに声をかけるハマヲ)
「急ぎの案件とかないっすか?」(上司に声をかけるハマヲ)
なんて、声をかけて回ってると、
「なんかハマヲさん、今日ヒマみたいだよ。あれも頼もう、これも頼もう。」
と、いつもよりも相談や依頼が舞い込んでくるハメに・・・。(涙)
ま、あらためて考えると、そうなるわな。
しかし、おでんがかかっているハマヲは、アドレナリンパワー全開で仕事を片付けていきました。
「今日のハマヲさん、なんか鬼気迫る感じですね。」(同僚)
「われながら、アクセラレーターかなんかを装着した気分だよ。」(ハマヲ)
「 ”これを使えばガンダムの性能は数倍になるんだ。” って感じですか?」(同僚)
「・・・バカにしてるね?」(ハマヲ)
あ、アムロの父、テムレイの回路の話です。ってマニアックな話ですみません・・・。
16時過ぎ、ノーマークだった営業のMさんが新規商談案件の相談にやってきました。
ちなみにこのMさん、よりによって、奇しくもあの おでんくん に似ているのです。
そんなMさんから、ずっと商談の経緯とかを聞いていると、
「あぁ、定時退社できるかなぁ、おでんだねは残ってるかなぁ。おでん早く食べたいなぁ。でんでん。」
などと不謹慎なことを考えてしまいます。
あ、ちなみにおでんくんの声は本上まなみ、神様の声はココリコ田中だそうデスティニ~っ!(おでんくんを知らない人はなんじゃそれって感じですよね・・・。)
とりあえず提案書の方向性を固め、後は明日ね!ってとこまで片付けると、さっき声をかけた後輩が申し訳なさそうにやって来て、
「・・・ハマヲさん、すみません。明日訪問するお客様の課題分析で、アドバイスをいただきたいのですが。」(後輩)
「・・・さっき声を掛けたときは、特に何もないって言ってたよね。」(満面の笑顔で怒りをあらわにするハマヲ)
「すみませんっ、すみませんっ! パウンドケーキあげますから!」(平謝りの後輩)
しょうがないな~。と、後輩がバレンタインでもらったと思われるチョコレート味のパウンドケーキを、遠慮なくいただくハマヲ。過去の商談傾向などを伝授していると、今度は上司がやって来ました。
「ハマヲさん、申し訳ありません! ちょっと相談にのってください!」(Kさん)
「・・・さっき声を掛けたときは、特に何も(以下略)」(満面の笑顔で怒りをあらわにするハマヲ)
「すみません! おせんべいあげますから!」(平謝りのKさん)
しょうがないな~。と、上司のおやつのおせんべいを遠慮なくいただくハマヲ。その上司と新サービス企画の見直しをし終わると、キャンディを握りしめた別の後輩が・・・。
おまいら、食い物もってくりゃ、許されると思ったら大間違いだぞっ!!
でも、くれるものは全部いただくハマヲ。
こうして、人の仕事をバタバタとこなし、定時まであと30分ってとこで・・・
しまった~っ! 自分の仕事で今日までのやつを忘れてた~っ!!
でも、それが原因で残業になったというオチではありません。なんとか30分以内でやりとげ、ギリギリセーフ!!
そしたら駅で、帰りの電車に遅れが・・・(泣)
会社でさんざん苦労したにもかかわらず、結局、帰りが遅くなったってオチではありません。ちゃんと地元駅には数分遅れ程度で到着。
じゃあ、おでんを普通に食べれて、「めでたし、めでたし。」かというと・・・
そう、お菓子の食い過ぎで、食欲がなくなったのです。(泣)
しかし、おでんを目の前にすると、やっぱり食べ過ぎてしまうのですよね~。
次の日は、胃もたれと増えた体重を引きずって、重い足取りで出勤したのでした。それでもやっぱりおでんが好き。
おしまい。
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