重要な教訓
最近、仕事と天気の関係で、全然滑ってません。
いつもなら、光が丘カップに向けたルーチンづくりと試作版の滑りこみを、恒例の「家の前 闇練」でやってる頃なのですが…。
ということで今日は、スケートの話ではありません。金魚の話です。って、なんでやねん…。
***
先日の土日は、あいにくのお天気で全く滑れず、もうストレス溜まりまくり。 仕事が忙しいからこそ滑りたいのにっ! で、結局、家で仕事していたハマヲ。ふと水槽を見て、はっとしたのです。
茶ゴケで中が見えないではありませんか!
そういえば、ここんとこ水換えをサボってたな~。飼育本には、週2~3回は水換えしましょうと書いています。
…無理っ!
なので、“1ヶ月間水換え不要!”という謳い文句のバクテリアを入れ、なるべく水換え回数を少なくしているのです。
しかし、今回は水換えしようと思う度に体調を壊したり、仕事が入ったり。かれこれ3ヶ月間はサボっちゃったかも。
これではあまりにも金魚がかわいそうです。金魚は住む場所を選べない以上、水槽内の水質環境保全は飼い主の責任です。金魚に「ごめんよ~」と声をかけ、掃除開始! ところが…。
あ、最初にことわっておきますが、お食事中の方は、このブログを読まないでくださいね!
…食べ終わりました? んじゃ、つづきです。
で、まずはガラスのフタを開けてびっくり。ガラスの表面から水面に向かって、何か糸のようなモノが何本も垂れ下がっているのです。
「なんだこれ?」
衣類の糸かと思ったあたしは、素手でつまんでしまったのですが、
ぬるっ…
その手触りだけで、あたしの背中を極度の嫌悪感が駆け抜けていきました!
ひょえぇぇ~…。(凹)
その正体は、おそらく菌糸類の一種。ガラスの表面には、無数の小虫の死骸がへばりついており、それを苗床として菌糸が育っていたのです。その光景はまるで、王蟲(オーム)の死骸を苗床として広がっていく腐海(ふかい)のようです。ナウシカなら、「森へおかえり~。」と叫んでいることでしょう。
あ、ちなみにうちのかあちゃんは、部屋に現れた巨大なアシダカグモを捕獲すると、「森へおかえり~。」といいながら外へ逃がしに行きます。
次に、水槽についた茶ゴケを専用の器具で拭き取ります。が、かなりガンコにこびりついているため、こすってもなかなか取れません。力強くこすると、水滴が飛び散ります。その一滴があたしの顔に…。
うげげぇ~…。(凹)
もう、あたしの頭の中では、「ナウシカ・レクイエム」(「ラン・ランララ・ランランラン…」という、アレです)がエンドレスに流れています。
にしても、その水の臭いたるや、まるで鼻の穴に鮒(フナ)を詰め込んだような凄まじさ!部屋中に広がる悪臭と闘い、こみ上げてくる吐き気をおさえながら、ポンプで汚水をバケツに汲み出しました。
そしてその汚水を庭の花壇に捨てようと、玄関に向かう途中、廊下に転がっていたみーちゃんのおもちゃを踏んでしまったのです!
痛あっ!!
あぁっ! バ、バケツがっ!! ここでバケツをひっくり返したら、もう取り返しのつかないことになってしまう!!
しかし、こういうときの人間の馬鹿力はすごいですね。倒れかけた体勢から、約15リットルの汚水が入ったバケツを腕一本で持ちこたえたのです。
北斗神拳「転龍呼吸法」は、常人では潜在能力の30%しか引き出せない力を、100%まで引き出す奥義ですが、まさにこのときのハマヲはデビルリバースと闘うときのケンシロウ状態! でも、その後4日間は腕の筋肉痛(てか、筋を傷めていたのでしょう)が治まりませんでした。
***
こんな苦労をして、やっと美しい水槽をとり戻したのです。掃除前と後で、写真を撮ったのですが、掃除前のあの写真をWebで公開することは犯罪行為に等しいため、掃除後の方だけ。
そして、久々に金魚の全身を見たあたし、思わず一言…。
でかっ!
そう、しばらく見ないうちに、ひとまわり大きく育っていたのです。
にしても、3ヶ月間で? ひとまわりも大きくなる? そう思い、前回の水換え記録(几帳面なあたしはPCのスケジュール帳に記録してるのです)を確認すると、
「…去年の8月?」
なんと、3ヶ月どころか最後の水換えは約半年前だったのです!! そういえば、
「ケイト君が遊びに来る前に水槽をキレイにしておこう。」
って、掃除したっけ…。あれ以来か~。ハイ、もう飼い主失格です!
…って、本来の飼い主は、たまきぢゃないかっ!! 今から8年前、当時4歳のたまきが金魚すくいでゲットした金魚です。泣きながら飼いたいというので飼い始めたのですが、それ以来、いきものがかりはあたし。金魚って15年くらい生きるそうですね。
「おい、もう中学生になったんだから、水換えはたまきがやれっ!」(ハマヲ)
「たまきにやらせたら、あっちこっちに汚水を飛ばすわ、バケツはひっくり返すわで大変なことになると思うで。」(かあちゃん)
「…。」(ハマヲ)
そう、あの日以来8年間、金魚の水換えをし続けてきたあたし。そして多分これからも…。
超・めんどくせぇっ!!
ということで、今回の教訓。
幼い子供を持つスケーターのみなさん、アクアリウムが趣味でない限り、いくら子供に懇願されても金魚すくいの金魚は絶対にもらって帰ってはいけませんっ!!
う~ん、このブログを書き始めて約2年半、今までで一番、ためになることを書いたかも~。
おしまい。
いつもなら、光が丘カップに向けたルーチンづくりと試作版の滑りこみを、恒例の「家の前 闇練」でやってる頃なのですが…。
ということで今日は、スケートの話ではありません。金魚の話です。って、なんでやねん…。
***
先日の土日は、あいにくのお天気で全く滑れず、もうストレス溜まりまくり。 仕事が忙しいからこそ滑りたいのにっ! で、結局、家で仕事していたハマヲ。ふと水槽を見て、はっとしたのです。
茶ゴケで中が見えないではありませんか!
そういえば、ここんとこ水換えをサボってたな~。飼育本には、週2~3回は水換えしましょうと書いています。
…無理っ!
なので、“1ヶ月間水換え不要!”という謳い文句のバクテリアを入れ、なるべく水換え回数を少なくしているのです。
しかし、今回は水換えしようと思う度に体調を壊したり、仕事が入ったり。かれこれ3ヶ月間はサボっちゃったかも。
これではあまりにも金魚がかわいそうです。金魚は住む場所を選べない以上、水槽内の水質環境保全は飼い主の責任です。金魚に「ごめんよ~」と声をかけ、掃除開始! ところが…。
あ、最初にことわっておきますが、お食事中の方は、このブログを読まないでくださいね!
…食べ終わりました? んじゃ、つづきです。
で、まずはガラスのフタを開けてびっくり。ガラスの表面から水面に向かって、何か糸のようなモノが何本も垂れ下がっているのです。
「なんだこれ?」
衣類の糸かと思ったあたしは、素手でつまんでしまったのですが、
ぬるっ…
その手触りだけで、あたしの背中を極度の嫌悪感が駆け抜けていきました!
ひょえぇぇ~…。(凹)
その正体は、おそらく菌糸類の一種。ガラスの表面には、無数の小虫の死骸がへばりついており、それを苗床として菌糸が育っていたのです。その光景はまるで、王蟲(オーム)の死骸を苗床として広がっていく腐海(ふかい)のようです。ナウシカなら、「森へおかえり~。」と叫んでいることでしょう。
あ、ちなみにうちのかあちゃんは、部屋に現れた巨大なアシダカグモを捕獲すると、「森へおかえり~。」といいながら外へ逃がしに行きます。
次に、水槽についた茶ゴケを専用の器具で拭き取ります。が、かなりガンコにこびりついているため、こすってもなかなか取れません。力強くこすると、水滴が飛び散ります。その一滴があたしの顔に…。
うげげぇ~…。(凹)
もう、あたしの頭の中では、「ナウシカ・レクイエム」(「ラン・ランララ・ランランラン…」という、アレです)がエンドレスに流れています。
にしても、その水の臭いたるや、まるで鼻の穴に鮒(フナ)を詰め込んだような凄まじさ!部屋中に広がる悪臭と闘い、こみ上げてくる吐き気をおさえながら、ポンプで汚水をバケツに汲み出しました。
そしてその汚水を庭の花壇に捨てようと、玄関に向かう途中、廊下に転がっていたみーちゃんのおもちゃを踏んでしまったのです!
痛あっ!!
あぁっ! バ、バケツがっ!! ここでバケツをひっくり返したら、もう取り返しのつかないことになってしまう!!
しかし、こういうときの人間の馬鹿力はすごいですね。倒れかけた体勢から、約15リットルの汚水が入ったバケツを腕一本で持ちこたえたのです。
北斗神拳「転龍呼吸法」は、常人では潜在能力の30%しか引き出せない力を、100%まで引き出す奥義ですが、まさにこのときのハマヲはデビルリバースと闘うときのケンシロウ状態! でも、その後4日間は腕の筋肉痛(てか、筋を傷めていたのでしょう)が治まりませんでした。
***
こんな苦労をして、やっと美しい水槽をとり戻したのです。掃除前と後で、写真を撮ったのですが、掃除前のあの写真をWebで公開することは犯罪行為に等しいため、掃除後の方だけ。
そして、久々に金魚の全身を見たあたし、思わず一言…。
でかっ!
そう、しばらく見ないうちに、ひとまわり大きく育っていたのです。
にしても、3ヶ月間で? ひとまわりも大きくなる? そう思い、前回の水換え記録(几帳面なあたしはPCのスケジュール帳に記録してるのです)を確認すると、
「…去年の8月?」
なんと、3ヶ月どころか最後の水換えは約半年前だったのです!! そういえば、
「ケイト君が遊びに来る前に水槽をキレイにしておこう。」
って、掃除したっけ…。あれ以来か~。ハイ、もう飼い主失格です!
…って、本来の飼い主は、たまきぢゃないかっ!! 今から8年前、当時4歳のたまきが金魚すくいでゲットした金魚です。泣きながら飼いたいというので飼い始めたのですが、それ以来、いきものがかりはあたし。金魚って15年くらい生きるそうですね。
「おい、もう中学生になったんだから、水換えはたまきがやれっ!」(ハマヲ)
「たまきにやらせたら、あっちこっちに汚水を飛ばすわ、バケツはひっくり返すわで大変なことになると思うで。」(かあちゃん)
「…。」(ハマヲ)
そう、あの日以来8年間、金魚の水換えをし続けてきたあたし。そして多分これからも…。
超・めんどくせぇっ!!
ということで、今回の教訓。
幼い子供を持つスケーターのみなさん、アクアリウムが趣味でない限り、いくら子供に懇願されても金魚すくいの金魚は絶対にもらって帰ってはいけませんっ!!
う~ん、このブログを書き始めて約2年半、今までで一番、ためになることを書いたかも~。
おしまい。
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